
ブランドスタート以来、日本の美意識が通底する新しい服の創造をコンセプトにしてきたmatohu。今回は「慶長の美」「日本の眼」に続く、新しいシリーズ「手のひらの旅」のファーストコレクションを、デザイナーが説明しながら見せるモデルを使ったプレゼンテーションと旅の映像、インスタレーションなどを組み合わせた、新しい見せ方で発表した。「小さき衣」をテーマに、肩や襟裏などに刺し子を使ったコートや刺し子を現代的に解釈したデザイン。ものづくりの原点に戻ったようなコレクション。また、「日本の眼」の展覧会を2020年1月に表参道のスパイラルで開催することも決まった。
text/shinichi higuchi photo/akira takahashi