【開催報告】デザイナーの仕事はAIでどう変わる?ファッションデザインのための生成AI実践講座

【開催報告】デザイナーの仕事はAIでどう変わる?ファッションデザインのための生成AI実践講座

CFD TOKYO  活動レポート  |  2026年10月16日(金)開催

CFD TOKYOは2026年10月16日(金)、「デザイナーの仕事はAIでどう変わる? ファッションデザインのための生成AI実践講座」をオンラインで開催しました。

講師には、株式会社AuthenticAI代表取締役でCFD TOKYO AI部会長の上田徹氏を迎え、商品企画やデザイン、仕様書作成、ECなど、ファッションブランドの実務に生成AIをどう取り入れられるかを学びました。

講座では「Maison AI」やファッションデザインに特化した「TOMOKO」を使ったデモンストレーションを通じて、具体的な活用方法を紹介。サービスの機能だけでなく、AIにどのような役割や手順を与えれば仕事に生かせるのか、その考え方も解説いただきました。

アイデアを画像や仕様書へつなげる

実演では、リサーチや企画のアイデアをもとにデザインを考え、画像を生成し、仕様書の作成へつなげる一連の流れが紹介されました。

画像やイラストから仕様書を作成する例では、頭の中にあるイメージを、ものづくりの現場で共有する資料へと具体化していく可能性が示されました。

ブランドの仕事に合わせてAIを組み立てる

Maison AIの紹介では、商品企画やデザインに加え、マーケティングやEC、社内の情報整理など、ブランド運営の幅広い業務を支援する考え方が示されました。

その中で説明されたのが、「エージェント」と「スキル」の使い分けです。エージェントにはデザイナーなどの役割を与え、スキルには具体的な業務の手順を持たせる。さらに、資料を参照するナレッジベースを組み合わせることで、自社の仕事に合った使い方を設計していきます。

毎回長い指示を入力するだけでなく、ブランドの考え方や仕事の進め方を整理し、AIが参照できる形にすることが、継続的な活用につながると紹介されました。

3Dを使いサイズ感を踏まえた画像づくりへ

講座では、今後追加予定の機能も先行して紹介されました。特に関心を集めたのが、身長や服の着丈・身幅などを設定できる「3Dビルダー」です。

3Dで作成した形やサイズ感を画像生成の参照に使うことで、言葉だけでは伝えにくかった丈感やシルエットを、より具体的に表現しようとするものです。サンプル検討や、ECでサイズ感を伝える画像づくりへの活用が説明され、参加者からは早く試してみたいという声も聞かれました。

複数のAIをどう使い実務に取り入れるか

質疑応答では、生成画像をECに活用する方法や、同じモデルで複数の商品を見せたい場合の対応、靴やバッグなどに合ったエージェントの作成について、実務に即した質問が寄せられました。

また、ChatGPTやGeminiなどを個別に使い分ける方法と、複数のAIを一つの環境で活用するMaison AIの違いも話題となりました。モデル選びや更新への対応にかかる負担を減らせる一方、現在使っているツールが適している業務もあることが説明され、自分たちの目的に応じて取り入れる視点が共有されました。

今回の講座は、生成AIによって何ができるようになっているのかを知るとともに、ブランドのどの仕事に、どのような形で生かすかを考える機会となりました。

ご参加いただいた皆様、講師の上田氏ならびにAuthenticAIの皆様に、御礼申し上げます。

アーカイブ動画をご希望の方は、下記までお問い合わせください。
問い合わせ:miku@cfd.or.jp

EVENT INFORMATION

名称 デザイナーの仕事はAIでどう変わる?ファッションデザインのための生成AI実践講座

開催日 2026年10月16日(金)

形式 オンライン

講師 上田徹氏
株式会社AuthenticAI代表取締役/CFD TOKYO AI部会長

ブログに戻る