CFD TOKYO 活動レポート | 2026年7月23日開催
『海外販路開拓セミナー』を会場とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
当日は会場に4名、オンラインに約10名が参加。香港で商談機会をつくるための営業姿勢から、受注後の輸出実務まで、海外展示会をビジネスにつなげるための知識を学びました。
このセミナーは、CFD TOKYOから20ブランドが出展する、香港の国際ファッション展「CENTRESTAGE 2026」(2026年9月2〜5日)に向けた準備の一環でもあります。
香港は、海外販路開拓のハブになる
香港はアジアの中心に位置し、中国本土や東アジアの市場と、欧州を含む世界の市場をつなぐ国際ビジネスのハブです。中国語とともに英語が公用語としてビジネスで広く使われ、様々な国・地域の人が行き交う国際的な環境があります。
その強みをCENTRESTAGEの商談機会につなげているのが、主催者である香港貿易発展局のグローバルネットワークです。東京やパリなど世界50以上の拠点が、各地でバイヤーやメディアを誘致。会場には香港や近隣のアジアだけでなく、欧州、南米、中東、アフリカなどからもバイヤーが集まります。日本にいるだけでは接点を持ちにくい市場の人々と、一度に出会える可能性があります。
アジアにありながら英語で商談でき、世界のバイヤーと繋がれる。この環境は、初めて海外展示会に挑むブランドにとっても、海外販路開拓の一歩を踏み出すのに適した場所といえます。
商談は、ブースで待っているだけでは生まれない
香港貿易発展局 東京事務所マーケティングマネージャーの引地洋介氏からは、香港での実践的な営業方法をお話いただきました。
特に印象的だったのは、海外展示会では特に、積極的な声がけがキーになるということ。普段以上に貪欲に声をかけ、自ら接点をつくる姿勢が求められます。「日本人はシャイだから」は、通用しません。
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いかにアタックして仲良くなるか。友達になるっていうイメージでアプローチすること。
さらに、中国圏の商談では、相手が気に入った商品に対して、あえて厳しい言葉を向けることがあるという現地ならではのアドバイスもありました。商品を貶されたと感じたら、「むしろヨシ」と思うこと。異なる商習慣を理解しておくことも、現地で機会を逃さないための備えです。

WhatsApp、WeChat、Instagramを商談の入り口に
香港での商談では、メールだけでなく、相手が日常的に使うツールを使い分けることも重要です。英語圏のバイヤーと連絡先を交換するWhatsApp、中国本土のバイヤーとつながるWeChat、ブランドを知ってもらい、新規の問い合わせを受けるInstagram。それぞれの役割を理解し、展示会前に準備しておく必要があります。
会期中に交換した連絡先や商談内容を記録し、閉幕後に速やかにフォローアップする。展示会を「名刺交換で終わる場」にせず、関係を継続して受注へつなげることの大切さが共有されました。
商談を「取引」にするための貿易実務
UGL1933合同会社 CEOの内山直昭氏からは、約32年の貿易実務経験から、海外取引を実際に進めるための基礎と注意点を解説いただきました。
取引条件に関する国際ルール「インコタームズ」をはじめ、輸出に必要な書類とチェックリスト、支払い条件、為替変動を踏まえたプライシングの考え方などが触れられ、海外取引を進めるうえで欠かせない実務について学ぶ機会となりました。
海外のバイヤーから反応があっても、価格、納期、輸送、支払いなどの条件が整っていなければ、実際の取引には繋がりません。商談後のやり取りを円滑に進めるためにも、出展前から必要な条件や書類を確認し、受注後の流れを具体的に想定しておくことの重要性が共有されました。
SPEAKERS
引地 洋介氏
香港貿易発展局 東京事務所 マーケティングマネージャー
日系宝飾品メーカーで香港駐在を含む約10年の国内・海外営業を経験。2012年より現職。CENTRESTAGEをはじめとする香港の国際展示会への出展支援など、日本企業の海外展開をサポート。
内山 直昭氏
UGL1933合同会社 CEO
貿易実務歴約32年、イタリア勤務歴約14年。海外取引・輸出入貿易のコンサルティングを手がけ、貿易戦略の立案から書類作成等の実務まで一貫して支援。
当日はCFD TOKYO議長の久保雅裕がモデレーターを務め、司会進行と適宜補足を行いました。
学びを実践へ——CFD TOKYO、香港「CENTRESTAGE 2026」に出展
CFD TOKYOは2026年9月2日から5日まで、香港コンベンション&エキシビションセンターで開催される国際ファッション展「CENTRESTAGE 2026」に出展します。
香港貿易発展局が主催するCENTRESTAGEは、ブランド、デザイナー、代理店、バイヤーなどが集うアジアのファッションイベントです。アパレルをはじめ、バッグ、シューズ、ジュエリーなど、幅広いカテゴリーが展示されます。2025年には25の国・地域から263ブランドが出展し、91の国・地域から10,730名が来場しました。
CFD TOKYO AT CENTRESTAGE 2026
前回の8ブランド・36㎡から、今回は20ブランド・90㎡へ。
香港での挑戦は、個々のブランドにとって海外への新しい販路と関係をひらく絶好の機会となります。CFDによる20ブランド、90㎡という出展規模は、日本からの出展としては最大規模として、香港CENTRESTAGEでも注目を浴びています。

EVENT INFORMATION
会期 2026年9月2日(水)〜5日(土)
会場 香港コンベンション&エキシビションセンター
主催 香港貿易発展局
CFD出展 20ブランド・90平方メートル

CFD TOKYOは、デザイナーが学びを実践に変え、個々のブランドの可能性を海外へ広げられるよう、渡航前の準備から現地での商談、会期後のフォローアップまでを支援していきます。